英雄の生涯というのは?

本当はねリヒャルトシュトラウス交響詩全部解説してから
最後にこの英雄の生涯を解説したかったけど
全部生で聞くことなく先にこの作品来ちゃいました みたいなw
いやでも3月の読響行く予定だったところ以来ですっげー楽しみです
っとまぁ いつもどおり曲目解説と行きますか


一応場面分けというか全部アタッカだけど楽章仕立てっぽくはなってるのでそれに沿って解説しようと思います


とりゃーず編成か
Fl. 3, ピッコロ1
Ob. 3 (イングリッシュホルン持ち替え 1)
Cl. B管 2, Es cl 1, バスクラリネット 1
Fg. 3, コントラファゴット 1
Hr. 8
Trp. 5 (Es管 2, B管 3)
Trb. 3
Tub. テノールチューバ 1, バスチューバ 1
Timp. 1人
バスドラム、シンバル、スネアドラム、テナードラム、タムタム
Vn.1 16
Vn.2 16
Va. 12
Vc. 12
Cb. 8
その他 ハープ2台、オルガン


テーブルになってるとコピペがめんどくさいっていう((
ま 大編成
ラッパが5ってのがやっぱりフリーダムやなぁ
あとティンパニ一人なんだね
シュトラウスはそんなに二人使う曲ってのは少ないかも


では本題
ちょっとやっつけ感があるというか
いつか改訂します
もっとマニアックに詳しく...


あと英雄は誰かってのをキーにして
wikipediaの追記なんだけどあえてそこかくして解説しよう思います
まあネタばれ見れば一発なんですけどねw
ではでは


Der Held (英雄)
前奏はなく、いきなり低弦とホルンの強奏で雄渾な英雄のテーマが提示される。これは英雄の情熱・行動力を表す重要なテーマである。
ローEsから上野ハイDまで出てく息の長いもうこれだけで超難関のテーマであります
まさにシュトラウスらしいといっていいようなたくみな大管弦楽の手法でさまざまな楽器が絡み合い英雄のテーマは力を増していき、その頂点で突如休止する。
ここまでが提示部でありいわゆる1楽章的な主楽章(こんな言葉あんのか?w)と言っても過言でないでしょうね


Des Helden Widersacher (英雄の敵)
スケルツォに相当する。木管群により嘲笑するような動機が提示される。はたして敵とは何のことでしょうねw
ってかこれ演奏するの超むずいとおもう(
敵の攻撃は勢いを増し、英雄は一時落胆するが、やがて力強く再起する。
中低音の楽器群でのグルーミーなメロディーそこに敵の嘲笑も
シュトラウスならではの楽器表現ですね


Des Helden Gefahrtin (英雄の伴侶)
緩徐楽章に相当する。独奏ヴァイオリンが伴侶のテーマを提示する。
なんだよリア充かよちくしょうw
このソロがねすばらしいのなんの でも超むずい
すっげー躍動してんのはやっぱ妻の性格表してるんでしょうかねw
愛する女性の出現にもかかわらず英雄は行動を続けようとするが、次第に彼女に心惹かれていく。伴侶のテーマも英雄に惹かれたり、英雄を拒否するようなそぶりを見せたりする。やがて2人の心は一つになり、壮大な愛の情景が描かれる。敵のテーマが回帰し英雄を嘲笑するが、愛を得た英雄は動じない。
愛の力は絶大ですか><
でもなんか忘れたころにやってきた敵のテーマをもろともしない感じの表現がすごいと思います


Des Helden Walstatt (英雄の戦場)
展開部に相当する。突如舞台裏からトランペットが鳴り響き、敵との戦いが始まる。敵を表す強力無比な金管群・木管群が舌鋒鋭く英雄を非難するが、英雄(低弦とホルン)は雄々しく戦う。伴侶(ヴァイオリン)も英雄を支えている。これまでのテーマ、動機が存分に扱われ、展開される。ティンパニバスドラム、テナードラムの乱打も加わり、すさまじい戦いのシーンが繰り広げられる。
戦いのファンファーレから戦闘へ
どこかしらタコ5一楽章のラッパに似てる気がする
ホルンソロかっけえですね
ラッパもハイトーン鳴っております
さりげフルートとか木管すごいことしてんだね(
英雄の自信に満ちた行動に敵は圧倒され、英雄の一撃で敵は総崩れになる。英雄の華々しい勝利が歌い上げられ、英雄と伴侶は手を携えて登場する。
最初の英雄のテーマの回帰ですね


Des Helden Friedenswerke (英雄の業績)
再現部とコーダの前半部分に相当する。ホルンにより交響詩ドン・ファン」のテーマが、弦により交響詩ツァラトゥストラはかく語りき」のテーマが奏され、引き続いて「死と変容」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「マクベス」「ドン・キホーテ」など、それまでのシュトラウスの作品が次々と回想される。
シュトラウスちゃん大好きな人にはもう歓喜の場所ですね
ま まさに業績なわけです><
次第にテンポがゆっくりになり、英雄は自己の内部を見つめるようになる
ファゴットソロがいいよね味がでてて
数度出てくるチューバの間奏が何かを表してるって聞いたことあるけど忘れちゃったなぁ(
まいっかw
というか すべてが何かを表してるんでしょうけどこの曲ってかシュトラウスの楽曲は(


Des Helden Weltflucht und Vollendung der Wissenschaft (英雄の隠遁と完成)
イングリッシュホルンによる牧童の笛が鳴り響き、田園の情景が描かれる。「ドン・キホーテ」終曲のテーマが引用され、年老いた英雄の諦念が表される。
これもシュトラウスドンキホーテ知ってると涙ものなシーンですよ
英雄は田舎に隠棲し、自らの来し方を振り返っている。過去の戦いを苦々しく振り返ったりもする。英雄はさらに自己の内部に沈潜していく。
ホルンソロとバイオリンソロがずっといちゃいちゃしてます はい
やがて英雄は年老いた伴侶に看取られながら、静かに世を去る。
ということです


シュトラウス作品はどうも人を表すことが多くて最後みんな死んで弱奏で終わるのがもしかしたら欠点ということもあるかも?w
まあでもすばらしく最後弱奏の余韻を楽しむのもとても好きです
さてはて明日の演奏が楽しみだ!


ま 絶対もっと詳しく完全版をいつかつくるぞー
っととと